研究内容

基礎実験

2018年【詳細】

  
2018年1月20日
場所 滋賀医科大学動物生命科学研究センター
実験者及び協力者 木須、的場、國富(慶應大 産婦人科)
尾原、松原(慶應大 外科)
山田(慶應大 小児外科)
加藤(東京女子医科大学 腎臓外科)
佐伯(済生会神奈川県病院 麻酔科)
土屋、板垣、河本、中川、吉田(滋賀医科大 動物生命科学研究センター)
石垣(滋賀医科大 病理学講座疾患病理制御部門)
椎名(東海大 基礎医学系分子生命科学)
中川(株式会社イナリサーチ)
内容 カニクイザルを用いた脳死ドナーを想定した子宮同種移植実験
コメント 今回の実験では、これまでの親族間での子宮移植を想定したものではなく、第3者からの臓器の提供を想定し、サルのMHC(主要組織適合遺伝子複合体)がミスマッチであるドナー・レシピエント間での子宮移植を行いました。これまでの親族間を想定した子宮移植後のサルでは全例に月経の回復に成功しており、今回のように第3者からの子宮提供を想定した場合では、拒絶反応が起きやすいのか、月経が回復できるのかを検証できればと思っております。朝8時半にセンターに集合し、夜の11時にセンターで解散となり、長時間に及ぶ手術ではありましたが、順調に手術を終えることができました。術後の経過が楽しみです。
  
2018年7月21日
場所 滋賀医科大学動物生命科学研究センター
実験者及び協力者 木須、的場、大野(慶應大 産婦人科)
尾原、松原(慶應大 外科)
加藤(東京女子医科大学 腎臓外科)
佐伯(済生会神奈川県病院 麻酔科)
土屋、板垣、河本、中川、村瀬(滋賀医科大 動物生命科学研究センター)
石垣(滋賀医科大 病理学講座疾患病理制御部門)
椎名(東海大 基礎医学系分子生命科学)
中川(株式会社イナリサーチ)
(見学者)
三木(東京女子医科大学 腎臓外科)
Dr. Min Jong Song (Catholic University of Korea)
Dr. Yu Liu(Fundan University of China)
内容 カニクイザルを用いた脳死ドナーを想定した子宮同種移植実験
コメント 前回同様に前回の実験結果を振り返りながら事前に全体ミーティングを行い手術に臨みました。今回の実験でも第3者からの臓器の提供を想定し、サルのMHC(主要組織適合遺伝子複合体)がミスマッチであるドナー・レシピエント間での子宮移植を行いました。我々のカニクイザルを用いた子宮移植基礎実験やその技術は国際的にも評価を頂いており、海外からも見学の希望の依頼を頂く機会が増えております。今回は韓国と中国の産婦人科医が手術見学にきました。また子宮移植の社会的関心も高まってきており、ミーティングや手術風景のメディア撮影も行われました。今回も手術は順調に予定通りに進み、無事に手術を終了することができました。順調な経過を辿ることをチーム一同願っております。

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